ナーシングホームとは主に欧米での呼ばれ方で、日本ではまだまだ知られていませんが、介護だけでなく、看護を必要とした医療提供や看取りを行う介護施設のことをいいます。
超高齢者社会に突入することで、怪我や病気をしても最後まで医療機関で治療してもらうことが難しくなり、在宅での療養が必要となってきています。
例えば、寝たきり等重度の疾患の長期療養となると、家族だけの介護は難しくなるなか、ナーシングホームでは医療と介護が一体となり、本人らしく過ごせる新しい施設として、昨今注目を集めている施設です。
医療特化型高齢者住宅とも言われますが、高齢者だけでなく医療依存度の高い方も対象となります。
介護士と看護師が24時間体制でご入居者様の生活を支える、医療依存度の高い方や高齢者向けの施設です。
現在、医療ニーズが増える一方、看護師が24時間体制でご利用者様を支える施設は非常に希少です。
介護度 | 身体の状態 |
要支援1・2 |
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介護度1 |
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介護度2 |
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介護度3 |
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介護度4 |
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介護度5 |
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厚生労働大臣が定める疾患等(別表7) | |
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高齢者住宅 | ナーシングホーム | |
支援の度合い | 軽度~中度対応の設備・仕様 (要介護1~3の高齢者) |
中度~重度対応の設備・仕様 (要介護3~5の高齢者) |
医療保険が適応される疾病 | 特になし | 厚生労働大臣が定める特定疾病等 (末期がん、パーキンソン病、ALSなど) |
事業者の主な収益源 | 介護保険収入 (訪問介護・デイサービス) |
介護保険収入+医療保険収入 (訪問看護) |
入居者1人あたりの保険収入(月) | 最大36万まで | 介護保険36万+医療保険60~80万 |
建物 | サービス付き高齢者向け住宅 住宅型有料老人ホーム |
サービス付き高齢者向け住宅 住宅型有料老人ホーム |
管轄機関関連法 | 厚生労働省 高齢者住まい法 |
厚生労働省 高齢者住まい法 |
居室数 | 25~30室 | 10室前後~30室超 |